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アカネ・マタタビ・カキドオシ

こんにちは。
神奈川・相模原で自然栽培を続けている「すどう農園」です。

今年も梅雨入りです。
2月から空が目まぐるしかったので、むしろ梅雨前線がしばらく落ち着いて欲しい。
じめじめと蒸すのは嫌な人が多いでしょうが、この季節抜きでそのまま夏に入ることを想ったらぞっとしますね。梅雨は、そんな意味で一休みできる貴重なエアポケットと思います。

この時期は里山のそこかしこに、のびやかな植物たちを見かけます。
少しご紹介しましょう。

上の写真は茜(アカネ)です。
シソ科の特徴として、茎が四角い。
このことは意外と知られていないのですが、バジルやミントも同じです。
密生して生える植物ではないのですが、草むらに一本見かければ、そこかしこに澪つけることができます。今年の秋は掘り出して、念願の茜染めをやってみたいと思っています。

清楚なマタタビの花。
とても甘い香りなので、たっぷりあれば蒸留したいのです。
しかし。
マタタビはぐんぐんと上に蔓が伸びるので、ほとんど手が届きません。
まさに「高嶺の花」なのですね。
しかも花の時期が短くて「マタタビの花!」と思う間もなく散ってしまいます。
毎年6月の束の間の出会いの花。

こちらはおなじみ、柿です。
花はとても地味なのです。気がつくと直ぐに小さな身がついています。
「すどう農園」では渋柿から柿渋を作っていたのですが、昨年は台風の直撃を3回受けて、
渋柿は無残にも折れてしまいました。
今年小さな苗木を植えたのですが、収穫はいつになるでしょうか。

講座「さとやまハーバルライフ」ですっかりおなじみのカキドオシ。
これもシソ科です。
割とよく見かける植物で、二本を代表するハーブですが、この清楚な香りは、あまり知られていません。私も知りませんでした。これはお風呂に入れても爽やかですよ。
心のなかまですっきりします。
 

じっさいのところ、この季節はあまりにもハーブに囲まれすぎて、すべてを楽しむことができない。贅沢と言えば贅沢な毎日です。
 

「講座・森のガーデン」でも、こうした身近な植物を取り入れたガーデニングというか、広い意味での場所づくりをやっています。
お試し体験も含めて随時募集していますので、どうぞご参加ください。