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野鍛冶の薪割り

「講座・火と暮らすⅡ 野鍛冶になろう」
今週の土曜が二回目です。
 
野鍛冶になるには炭を焼く必要があるわけです。
その炭を焼くには薪を割るわけです。
 
スタッフのお二人が、薪の準備をしているところです。
一般の野鍛冶講座では、たいていコークスなので、このような準備はありません。
 
ものづくりは、農作業でも鍛冶でも、ゴールにたどり着くまでに膨大な作業が連鎖しています。
 
そのつながりが、どこまで参加者に体感してもらえるかは大事なことですね。私たちが一日限りのイベントにせずに連続講座にしている意味も、そこにあります。
それぞれの講座の行間に、膨大な作業があるのだと、少しでも分かってほしいし、それは大変な苦労ということでなくむしろ、色々なつながりが見えることであって、少々ばかり肉体的にしんどいことはあっても、それを上回って楽しいことなのだと気付けるからです。
 
すどう農園を始める前に「草の実酵房」の看板で石窯パン屋を始めた25年前も、やはりそういう「つながり」を五感で感じて、自然とつながって生かされているという実感がしたものでした。その気持ちが今も講座をやっている原点にあります。
 
一日だけのイベントでは得られない、深い深い世界を覗き込んだ気持ちを、これからの講座でもお伝えしたいと思っています。