1週間前のみぞれ雪とは打って変わって、初夏の兆し。
土曜コースに続いて今日の「さとやま農学校2019」水曜コースでも種まきをしました。
そして、土曜コースで下ごしらえしたカボチャの畝にポリマルチを張りました。
カボチャの栽培そのものは、何しろ根を50センチ以上広げる野菜なので、マルチがなくても雑草の間をするするとツルを伸ばして育ちます。粗放栽培が良く似合う。
それでも、ある程度の収量を確保するためにツルの剪定を知っておいたほうが良いのです。
そのためには、草むらかき分けて「親づクルはどれ?小ツルの先端は?」などとやるよりも、マルチをしっかり張って、ツルの伸び方を見えるようにしておきたいので、農学校ではポリマルチをしています。
確かにマルチは石油製品で、それを厭う人も多いのですが、厚みが0.01mmしかありません。非常に薄いものですから、体積そのものは面積のわりに少ないものです。大事に使えば数回使いまわせます。それで夏の大変な草が防げるなら、決して悪いものではないと思います。とくに自給の人は、週末しか畑に来られない方も多いですから、そんなときに草を防いでくれるのはありがたいものです。緑肥で草を抑えるという方法は、始めたばかりの畑では技術的にも難しいものですし。
「さとやま農学校」ではトラクターを一切使いません。
クワやスコップだけです。
ので、初めは草の生えているところからだんだンと土の様子が変わっていき、一方で種が芽をだし、苗を定植して、収穫する。そこまで一気通貫していきます。
あくまでも受講生さんたちが主体的に畑を作ります。
それが、数日だけの農業セミナーや、農家に指示されて手伝うだけの農業体験とは大きく違う点です。
来月から始まる「さとやまBotanical」は、畑からさらにフィールドを里山全体に広げて、植物を観察して学びながら、苗木の植え方、果樹の育て方、自然石や倒木の使い方などなど自在に学んでいく講座ですが、やはり受講生さんが一貫して作っていく、そうした形にしていきます。こちらは5名ほどの超少人数制の講座です。まだお申し込み間に合います。
4月21日(日)と28日(日)に説明会があります
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