こんにちは。
神奈川で自然栽培をしながら都会の皆さんに農的暮らしをご紹介する講座を開催している「すどう農園」です。
「さとやま農学校@国分寺カフェスロー」が開講しました。スローツアーさんの主催による新企画です。
「農的生活への入り口をつくろう」
これは、すどう農園がずうっと掲げてきた言葉です。
都内各地で開催してきた単発の講座でも、一貫してこれがコンセプトでした。
そうしていよいよ、お味コンセプトを掲げて連続講座の開催です。
「連続講座で申し込みが集まるのだろうか?」と、心配しながらの告知でしたが、ふたを開けてみればありがたいことに満員御礼のスタートです。しみじみ感激しました。
ご参加くださった皆さん、カフェスローの皆さんも、とても暖かい。そもそも国分寺の街全体が、何とも言えない暖かい空気感があって大好きです。
都会と農的世界の架け橋、というのは農家の本来の仕事とは違うものです。都会からの移住組で、かつ東京に隣接した農家だからできる、非常にニッチな仕事ともいえるでしょう。
ひとつの平面に3000万人が密接に暮らす首都圏は、世界でもほとんど類のない巨大すぎる都市空間です。
おそらく、首都圏の肥大化はまだまだ続くことでしょう。
出ていきたいけれど、出ていけない。
そんな人も多い。
そこで辺縁部の里山が果たす役割は、とても大きいと思うのです。農家・農業にとどまらず。
一軒の農家が「いま・ここ」でできることは多寡が知れているわけですが、まずは少しづつできることを進めます。
だんだん、こうした流れが各地で出てくれば本望ですね。
さて初日は、仕込んだばかりの醤油もろみを配って、醗酵の話のごく基本をレクチャです。
中国での醤油の起源や、参考文献として中国の唐・明の時代の文献などをご紹介。早速スマホでアマゾンをポチる方もいました。
後半はプランター栽培を前提とした土の話、種まきのワークショップ。
プランター栽培って、なかなか難しいのです。
人工的な環境ゆえに、その意味で畑よりも難しい。
土とは何か、という基本形に、農園から持ってきた植物や土を見せて配って、種まきを進めました。すどう農園が種取りした種も、ここでお目見えです。
質問も活発で、とてもいい感じです。
皆さんの雰囲気と相まって、どんどん面白い講座になりそうです。
そうして5月からは、こちらも新企画「さとやまBotanical」が開講です。
さとやま全部がフィールドになる、類のない講座です。
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