トマトの種とり。
毎年、大玉トマトの「世界一」を種取りしているのですが、
それとは別に中玉のトマトを「自生え」といって、昨年こぼれた種から自力で出てきたトマトの株を育てて、そこから種を取り始めました。
固定種・在来種の種はもちろん市販もされていますが、本来の意味では、あくまで自分の土地で適応したものを「固定種」というべきです。種取りをせずに毎年買っているのでは「固定種」と言おうと「在来種」と言おうと、言葉の意味が半減します。
じっくり熟した果実を、ここから醗酵などの手間をかけて種取りします。トマトは種を取り囲んでジェリー状態の物質があり、これは自然界で地面に落ちたトマトがすぐに発芽しないように(冬が来て枯れてしまうから)ブロックをかける物質を含んでいます。それを除いて、乾燥、冷蔵して来年の種まきにつなげます。
年々、一歩づつ土地になじんでいく種取り野菜たち。
どんな味を見せてくれるのでしょうか。
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