梅雨入りともに梅の収穫をはじめます。
もちろん農薬・除草剤・化学肥料を使わない栽培です。
以前は米ぬかぼかしを少し冬の間使っていましたが、ここ数年は草を敷いての土づくりのみです。
二年前から選定の仕方を変えてきています。
そのおかげでしょうか、今年は豊作の様子です。
梅の剪定の基本形は、上に伸びる枝(徒長枝)はほとんど伐る。そのうえで、亜主枝など太い枝に短い枝(短果枝)を出させて、そこで収穫する(二枚目の写真)というものです。
ところがその逆に、自然栽培のミカン農家さんで植物ホルモンの流れを重視されている方がいらっしゃって、徒長枝を伸ばして着果させる方法を実践されています。
オーキシン、サイトカイニン、ジベレリンなどの各種のホルモンの植物体内での流れ方と特性を活かす形で剪定されているようです。じっさいの現場は見ていないのですが、ミカンの文献と写真を参考に一昨年から剪定してきました。
もう少し徒長枝を間引けばよかったというような課題や、あまり徒長枝が太くなると、たわんでくれないので収穫に脚立が必要といった課題もありますが、今年の冬はそんな課題を踏まえて伐るのが楽しみです。梅は収穫もいいけれど冬の青空にを見上げてハサミを入れるのも楽しい作業なのです。
さて今年の梅は、まず自給用に大事な梅干しを漬けて、さらに熟した実を「梅ジャム」「梅シロップ」「梅みそ」へと、あますところなくつくっていきます。
まだ桑の実も、ピークを過ぎたとはいえ、収穫があるのだけれど、そろそろ梅モードにスイッチですね。
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