桑の実ジャム

今年も桑の実の季節です。
クワのジャムをつくります。
大きく育った桑の木は、桑畑ではないところに悠々と生えているので、
たぶん鳥のフンからこぼれたものでしょう。

桑の実が土に落ちる前に、ネットを張って受けとめます。
鳥に食べられないようにテグスを張り、こうして毎朝、箸で桑の実を集める作業。
拾うのにだいたい30分かかります。
腰を曲げての作業なので、けっこうキツイ。
そういえば去年の今頃は周囲にクマが出没して、
桑の木に登って実を食べている目撃情報もあったのでした。
ひやひやしながらの収穫でした。

集めた桑の実は糖度が高いので、醗酵する前にすぐに加工場で水洗い。
水を切って作業台に広げて、目視で虫やゴミをチェック。

いったん冷凍して、量がまとまったらジャムに炊きます。
野生のものは種まきや育苗の手間はありませんが、収穫してからの手間がかかります。
何から何まで楽な作物というのはないものですね。

夏に向けてさわやかな桑ジャム。
どうぞお楽しみに。