畑の紅花が大きく育ってきました。
雨が極端に少なくて心配でしたが、強いものですね。
花摘みは7月上旬の予定です。
摘んだ紅花から紅餅を作り、あるいは染めていく作業は初めてのことなので、
今回は「さとやま農学校染め部」や「さとやまメディカルハーブプロジェクト」の皆さんがたと内輪で取り組みます。
植物と人間生活のかかわりを研究するのが「民俗植物学(Ethnobotany)」という学問分野です。日本ではあまりなじみのないものですが、欧米はまさに帝国主義の時代から世界中の植物を探索、収集してきた歴史がありますので、この分野もすごい。ニューヨークの私立大学には付属植物園があり、そこで出している季刊誌Ethnobotanyには世界中の植物が、どんな風に使われてきたか、その生態と相まっての記述があって、大学の図書館で読みふけったものでした。
いつかそうした研究ができればいいなと思っていたものですが、今こうして農家として様々な植物にかかわることで、研究というよりも生活そのものをからめて植物とかかわれることを嬉しく思っています。インターネットのおかげで市井にいながら情報もかなり集められるようになったことも大きい。さあ、今日も暑くなりそうですが、今日の植物たちはどんな顔を見せてくれるでしょうか。
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