本日も梅の染めです。
東京町田の玉川学園・小鳥喫茶室さんにて。
たっぷりの枝と蕾を、ざくざく切って、煮たてて、ほどなく部屋じゅうの匂いたつ色香に心の底まで染まりました。
この馥郁は、精油では味わえない旬の香りです。
来年になって梅の香りを嗅いだらきっと、いろいろな条件反射が起きそう。
そこまで今年は梅とつきあっています。
小鳥喫茶室さんには、初めて伺いました。
町田・玉川学園の閑静な住宅地、丘の上に佇むエアポケットです。
代表の木村陽子さんはオーガニックベースの講師もされているほどの方で、今日も染めの作業の合間にクルクルっと素敵なお昼をつくってくださいました。
ここに映っていないタカキビと厚揚げの合わせも、デザートのチョコ(甘酒を使ったもの)も、目が潤むような存分です。一日を終えて「満ちた、足りた」気持ちでいっぱい。
そこで、せっかくの催しを機に、一年の里山のあれこれを書き出してみました。
染めや練り香づくりも勿論ながら、初夏には新茶を石臼で抹茶に挽いたり、アマチャヅルみたいな野草茶もあれば、ハコベの歯磨き粉とか、山菜も芽生えてくるし、追いきれないペースで春夏秋冬が巡っていく。
何十年も繰り返しても飽きることのない遊び足りない里山の暮らしです。
そこに、少しづつ都会の皆さんをお誘いしていこうと思うのです。
ところで、今日も参加してくださった「プラナス」さんからいただいた「まちだシルクメロン ダックワース」は、本物のメロンを使った逸品でした。これには驚きました。
でも、写真を撮らずに食べてしまいました。
手紙を読まずに食べてしまった黒ヤギさんの心境・・・。
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