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ヤマユリの血

 

白い花なら百合の花
人は情けと男伊達
恋をするなら命がけ・・・ 


「清酒大関」のCMソングの一説です。作詞作曲は加藤登紀子。
だいぶ昔の昭和のCMですが、田宮二郎まで出てきて絢爛豪華なものでした。
それで大関が旨い酒だったかというと話は別です。マズイ酒だった。でも高校生にとってのワンカップ大関というのは、なんとも言いがたい意味があったんです。

というわけで本日のお題は百合、それも神奈川県の花であるヤマユリです。
梅雨にしとど濡れてうなだれる風情がなんともいじらしい。
晴れた日、薄曇り、雨の日のそれぞれで見事に表情が変わる。これもヤマユリの魅力です。

 

 

真っ赤なおしべに囲まれためしべ。
ここに近づいてみます、下の写真。

 

受粉を終えた赤い花粉が滴り落ちていますね。
里山の路傍で白い花を広げ、その内側で赤い雫を滴らせているヤマユリ。
いつまでも見入ってしまう季節です。